解説
zに直交する面(xy面)の撮影で点検する項目はどれか。
1.均一性
誤りです。
ファントム内で得られる信号強度の均一性を評価します。これにより、装置が均一にデータを取得できるかどうかが分かります。つまり、均一に撮影する必要があり、くさび型のファントムを使う必要はありません。
2.空間分解能
誤りです。
細かいパターンや線をどれだけはっきりと映し出せるかをテストします。グリッド状の線や小さな点が鮮明に見えるかどうかがポイントです。つまり、「グリッド状の線や小さな点」を含む構造のファントムを使用します。
3.スライス厚
正解です。
スライスの厚さが正確かどうかをチェックします。くさび型のファントムを撮影し、信号強度が徐々に変化するプロファイルを取得します。このプロファイルから半値幅を求めて。スライス厚を求めます。
4.幾何学的ひずみ
誤りです。
映像内の形状が実際の形状とどれだけ一致しているかを確認します。丸いものが正確に丸く映るかなど、画像のゆがみをチェックします。つまり、丸い構造物を含むファントムを使用します。
5.画像コントラスト
誤りです。
異なる材料や領域間の濃淡の違い(コントラスト)が正確に表現されているかを確認します。白と黒のはっきりした差が出ているかを見るイメージです。つまり、複数個の異なる材料を含むファントムを使用します。
ここがポイント!!
まずは、「均一性」、「空間分解能」、「スライス厚」、「幾何学的ひずみ」、「画像コントラスト」を説明できるようになろう!
スライス厚測定の手順を簡単に説明するね!詳細を理解する必要はないよ。簡単にイメージで覚えよう。
1)まず、ファントムをMRI装置の撮影範囲に配置します。
2)スピンエコー法などを用いて画像を撮影します。
3)撮影した画像から、くさび形状の明るさ(信号強度)が徐々に変化するプロファイルを取得します。
4)得られたプロファイルから「半値幅」(信号強度が最大値の半分になる範囲)を測定します。この「半値幅」と「くさびの角度(既知の角度)」から、三角関数(tan)を用いて、スライス厚を算出します。
詳しくは、MRI認定に関連したスライス厚測定の資料|ラドライフ をチェックしてみましょう。
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