"> 第77回診療放射線技師国家試験 | 午前/問題6(解説とポイント) - 診療放射線技師 国家試験対策なび | 合格への最短ルートを提供
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第77回診療放射線技師国家試験 | 午前/問題6(解説とポイント)

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フクロウ
フクロウ
膝関節の解剖は必須だよ!しっかり覚えよう。

解説

膝関節MR像(別冊No. 2)を別に示す。
正しい組合せはどれか。

1.ア ー 腓腹筋

誤りです。

大腿部背部(ハムストリング)の筋肉です。

2.イ ー 外側広筋

誤りです。
腓腹筋(ひふくきん)です。

3.ウ ー 内側半月板

誤りです。
後十字靭帯です。

4.エ ー 前十字靱帯

正解です。
前十字靱帯(ACL)は「前(まえ)」の「つま先」に向かってついていると思えば覚えやすいです。後十字靭帯(PCL)は「後(うしろ)」の「かかと」の方へとついているイメージで理解できます。

5.オ ー 膝蓋靱帯

誤りです。
脂肪組織です。皮下脂肪と比較するとわかりやすいです。

 

ここがポイント!!

フクロウ
フクロウ
膝関節の解剖を書けるようになろう!
用語 説明
大腿骨 膝関節を構成する大腿部の骨。
脛骨 すねの骨で、膝関節の主な構成要素の一つ。
膝蓋骨(膝のお皿) 膝の前面に位置し、膝関節を保護。
半月板 衝撃を吸収し、骨の摩耗を防ぐ役割を持つ膝関節内の軟骨。
前十字靱帯(ACL) 膝関節の前後の安定性を維持する靱帯。
後十字靱帯(PCL) 膝関節の後方の安定性を補助する靱帯。
内側側副靱帯(MCL) 膝の内側を支え、横方向の動きを制御。
外側側副靱帯(LCL) 膝の外側を支え、安定性を提供。
関節包 膝関節を包む膜で、滑液を分泌して関節の動きをスムーズに。
滑液 関節内の液体で、摩擦を軽減し、動きを助ける役割。
大腿四頭筋 太ももの前面に位置し、膝を伸ばす役割を果たす筋群。
外側広筋 大腿四頭筋の一部で、膝の伸展と安定化に寄与する外側の筋肉。
内側広筋 大腿四頭筋の一部で、膝の伸展と内旋に関与する内側の筋肉。
中間広筋 大腿直筋の深部にあり、膝を滑らかに伸ばす働きをサポートする筋肉。
大腿直筋 大腿四頭筋の中で唯一、股関節も跨ぐ筋肉。膝の伸展と股関節の屈曲に関与。
ハムストリングス 太ももの後面に位置し、膝を曲げる際に働く筋群。
大腿二頭筋 ハムストリングスの一部で、膝の屈曲と外旋を担う。
半腱様筋 ハムストリングスの一部で、屈曲と内旋を補助。
半膜様筋 ハムストリングスの一部で、屈曲と内旋を補助。
下腿三頭筋 腓腹筋とヒラメ筋から成る筋群で、膝の屈曲や足関節の底屈を担う。
腓腹筋 下腿三頭筋を構成。
ヒラメ筋 下腿三頭筋の一部で、足関節の底屈を主に担う深部の筋肉。
膝蓋靱帯 膝蓋骨と脛骨をつなぎ、膝関節の安定性を保つ重要な靱帯。

 

イラスト | 関節包、滑液

イラスト | 大腿四頭筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋、大腿直筋

イラスト | ハムストリングス、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋

イラスト | 下腿三頭筋、腓腹筋、ヒラメ筋

イラスト | 膝蓋靱帯

 

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