第76回 国家試験 | 午前問題
午前/問題13
超音波の性質で正しいのはどれか。
1.生体内を主に横波で伝播する。
2.波長が長いほど指向性が向上する。
3.伝播速度は媒質の密度に関係しない。
4.周波数が高いほど深部に到達しにくくなる。
5.検査で用いる周波数はおよそ 100 kHz である。
午前/問題14
超音波検査のアーチファクトと関連事項の組合せで正しいのはどれか。
2 つ選べ。
1.折り返し ー パワードプラ法
2.音響陰影 ー 囊 胞
3.鏡面効果 ー 横隔膜
4.多重反射 ー コメット様エコー
5.サイドローブ ー 脂肪肝
午前/問題18
超音波検査で臓器と走査法の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1.膵 臓 ー 心窩部横走査
2.胆 囊 ー 左季肋部縦走査
3.脾 臓 ー 左肋間走査
4.肝臓 S2 ー 右肋間走査
5.肝臓 S5 ー 心窩部縦走査
午前/問題19
無散瞳眼底写真撮影で正しいのはどれか。
1.白黒画像が得られる。
2.撮影は縮瞳させた状態で行う。
3.色覚異常の診断に有用である。
4.視神経乳頭は黄斑部より鼻側に位置する。
5.ピント合わせの照明に紫外線を使用する。
午前/問題23
頸部超音波像(別冊No. 4)を別に示す。
総頸動脈はどれか。
1.ア
2.イ
3.ウ
4.エ
5.オ

午前/問題24
脂肪肝の超音波像で誤っているのはどれか。
1.肝表面の凹凸不整
2.深部のエコー減衰
3.肝内血管の不明瞭化
4.肝腎コントラストの増強
5.肝実質のエコー輝度の上昇
第76回 国家試験 | 午後問題
午後/問題14
超音波画像診断装置を使って血管内の血流波形を記録するのに適するのはどれか。 2 つ選べ。
1.組織ドプラ法
2.カラードプラ法
3.パルスドプラ法
4.パワードプラ法
5.連続波ドプラ法
午後/問題19
超音波像のアーチファクトはどれか。
1.リング
2.クロストーク
3.サイドローブ
4.サセプタビリティ
5.マジックアングル
午後/問題20
肝臓の超音波像(別冊No. 1)を別に示す。
矢印で示すアーチファクトはどれか。
1.音響陰影
2.鏡面反射
3.多重反射
4.レンズ効果
5.グレーティングローブ

午後/問題24
上腹部右肋間走査の超音波像(別冊No. 5)を別に示す。
矢印で示すのはどれか。
1.胆 囊
2.門 脈
3.肝動脈
4.下大静脈
5.右腎静脈

第75回 国家試験 | 午前問題
午前/問題7
超音波ドプラ法で正しいのはどれか。
1.リニア型プローブでは実施できない。
2.パワードプラ法では血流速度を知ることはできない。
3.パワードプラ法では造影剤の静注投与が必要である。
4.カラードプラ法では折り返しアーチファクトを生じない。
5.カラードプラ法では腫瘍内部の血流を表示することはできない。
午前/問題12
超音波検査の特徴で正しいのはどれか。
1.部分体積効果がない。
2.再現性は術者に依存しない。
3.任意の断層面を選択できない。
4.M モードは心臓の検査に用いる。
5.深部の観察には高い周波数のプローブを用いる。
午前/問題18
乳房の超音波検査について正しいのはどれか。
1.検査前は絶食にする。
2.3.5~ 5 MHz の周波数を用いる。
3.コンベックス型プローブを用いる。
4.プローブは皮膚面に対して直角に当てる。
5.マンモグラフィと比べて微小石灰化の描出に優れている。
午前/問題19
胆囊の超音波像(別冊No. 3)を別に示す。
考えられる疾患はどれか。
1.胆 泥
2.胆囊結石
3.壁内結石
4.胆囊腺筋腫症
5.コレステロールポリープ

午前/問題20
無散瞳眼底写真について正しいのはどれか。
1.網膜動脈は静脈より太い。
2.網膜動脈は高血圧で太くなる。
3.中心窩は黄斑部で観察される。
4.網膜動脈と静脈は黄斑部に集まる。
5.黄斑部は視神経乳頭より鼻側に位置する。
午前/問題22
健常成人の右肋弓下走査の超音波像(別冊No. 4)を別に示す。
矢印で示すのはどれか。
1.門 脈
2.総胆管
3.右尿管
4.右腎静脈
5.腹部大動脈

午前/問題23
超音波検査で正しいのはどれか。
1.胆囊の検査の基本体位は右側臥位である。
2.心臓の検査にはセクタ型プローブを使用する。
3.B モード法では連続波の超音波ビームを用いる。
4.膵臓の検査は炭酸ガスで胃を膨らませてから実施する。
5.STC の調整により距離分解能を改善することが可能である。
第75回 国家試験 | 午後問題
午後/問題6
成人の検査対象臓器と超音波プローブの組合せで適切なのはどれか。 2 つ選べ。
1.腎 臓 ー コンベックス型
2.乳 腺 ー セクタ型
3.甲状腺 ー リニア型
4.腹部大動脈 ー リニア型
5.鼠径リンパ節 ー コンベックス型
午後/問題18
音響陰影を伴うのはどれか。 2 つ選べ。
1.腹 水
2.腎結石
3.水腎症
4.肝内石灰化
5.肝単純性囊胞
午後/問題19
腎臓の超音波像(別冊No. 5)を別に示す。
矢印で示すアーチファクトはどれか。

1.鏡面反射
2.側方陰影
3.多重反射
4.サイドローブ
5.後方エコーの増強
第74回 国家試験 | 午前問題
午前/問題14
超音波画像診断装置のゲインを調整したときに変化するのはどれか。
1.送信される超音波の振幅
2.送信される超音波の周波数
3.送信される超音波のパルスレート
4.受信機から出力される電気信号の振幅
5.受信機から出力される電気信号の周波数
午前/問題16
乳腺腫瘤の超音波像(別冊No. 2)を別に示す。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1.C 区域に位置する。
2.皮膚の牽引を認める。
3.後方エコーの増強を認める。
4.内部に点状高エコーを認める。
5.セクタ型プローブを使用している。

午前/問題17
右側腹部の超音波像(別冊No. 3)を別に示す。
矢印で示すアーチファクトはどれか。
1.音響陰影
2.外側陰影
3.鏡面反射
4.多重反射
5.後方エコーの増強

午前/問題18
内部のエコーレベルが最も低い病変はどれか。
1.肝硬変
2.肝囊胞
3.肝血管腫
4.肝細胞癌
5.転移性肝癌
午前/問題23
胆囊の超音波像(別冊No. 6)を別に示す。
矢印で示すアーチファクトはどれか。
1.音響陰影
2.音響増強
3.鏡面効果
4.サイドローブ
5.コメット様エコー

第74回 国家試験 | 午後問題
午後/問題13
超音波画像診断装置におけるパルスドプラ法で正しいのはどれか。
1.FFT 波形の縦軸は時間である。
2.FFT 波形の横軸は流速である。
3.定常流と拍動流を区別できない。
4.血流速度の計測値はプローブの傾きに依存する。
5.サンプリングボリュームの大きさは FFT 波形に影響を与えない。
午後/問題16
眼底写真(別冊No. 1)を別に示す。
視神経乳頭はどれか。
1.ア
2.イ
3.ウ
4.エ
5.オ

午後/問題20
肝臓の超音波像(別冊No. 4)を別に示す。
矢印で示すのはどれか。
1.下大静脈
2.中肝静脈
3.左肝静脈
4.右肝静脈
5.腹部大動脈
午後/問題22
上腹部超音波横断像(別冊No. 5)を別に示す。
矢印で示すのはどれか。
1.門 脈
2.肝動脈
3.脾静脈
4.腹部大動脈
5.上腸間膜動脈

午後/問題24
プローブを第4肋間胸骨左縁から頭側に傾けて撮影した心エコーの四腔断面像
(four chamber view)(別冊No. 7)を別に示す。
矢印で示す構造はどれか。
1.右心室
2.左心室
3.左心房
4.大動脈
5.肺動脈

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