第76回 国家試験 | 午前問題
午前/問題70
安定な原子核で質量数とおよそ比例関係にあるのはどれか。
1.体 積
2.半 径
3.密 度
4.中性子過剰数
5.核子結合エネルギー
午前/問題71
運動エネルギーが 1 GeV の 12C 原子核を 1 nA のビーム強度で 30 秒間流した。
12C 原子核によって運ばれた総エネルギー[J]に最も近いのはどれか。
1. 1
2. 2
3. 5
4.10
5.30
午前/問題72
陽子線の水に対する質量阻止能とエネルギーとの関係を図に示す。
10 MeV 重陽子線の水に対する質量阻止能[MeV・cm2・g-1]に最も近いのはどれか。
午前/問題73
電磁波で正しいのはどれか。2 つ選べ。
1.縦波である。
2.電荷を有する。
3.波長が短いほどエネルギーは大きい。
4.伝搬速度は波長と周波数の積に等しい。
5.周波数は紫外線よりマイクロ波の方が高い。
午前/問題74
LET で正しいのはどれか。
1.単位は m-1 である。
2.荷電粒子の電荷の 2 乗に反比例する。
3.荷電粒子の運動エネルギーに比例する。
4.カットオフエネルギーが無限大のとき線衝突阻止能と同義である。
5.単位質量当たりに付与する全エネルギーが同じとき LET は等しい。
第76回 国家試験 | 午後問題
午後/問題70
基底状態にある Sr 原子の最外殻の軌道電子配置はどれか。
1.4s2
2.4s24p4
3.5s2
4.5s25p2
5.6s1
午後/問題71
60 keV 光子の水中における全相互作用数に対するコンプトン効果の寄与の
割合[%]に最も近いのはどれか。
1.25
2.40
3.55
4.70
5.85
午後/問題72
中性子の性質で正しいのはどれか。
1.自由空間中では β+ 壊変する。
2.静止質量は陽子と電子の静止質量の和よりも大きい。
3.熱中性子の室温でのエネルギーの最確値は 0.25 eV である。
4.熱中性子の捕獲反応断面積は中性子の運動エネルギーに反比例する。
5.速中性子が重陽子と弾性散乱したとき失う運動エネルギーの最大値は散乱前
の運動エネルギーに等しい。
午後/問題73
X 線の発生で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1.特性 X 線のエネルギーは管電圧に比例する。
2.制動 X 線の全強度は管電圧を 2 倍にすると 4 倍になる。
3.Kα 線のエネルギーはモリブデンよりタングステンの方が大きい。
4.ターゲットの原子番号が大きくなるほど制動 X 線の最大エネルギーは大き
くなる。
5.K 特性 X 線は、ターゲットへの入射電子エネルギーが K 殻軌道電子の結合
エネルギーより小さいときに生じる。
午後/問題74
核融合反応 D + T → 4He + n による核反応の Q 値[MeV]に最も近いのはどれ
か。
ただし、それぞれの粒子の静止質量を D は 2.014 Da、T は 3.016 Da、4He は
4.002 Da、n は 1.009 Da とし統一原子質量単位 1 Da = 930 MeV とする。
1.-18
2. -5
3. 0
4. 5
5. 18
第75回 国家試験 | 午前問題
午前/問題70
重水素の質量欠損に等価なエネルギー[MeV]に最も近いのはどれか。
ただし、中性の重水素原子、陽子、中性子、電子の質量をそれぞれ 2.0141 u、
1.0073 u、1.0087 u、0.0005 u とする。
また、u は統一原子質量単位で、 1 u と等価なエネルギーを 931.5 MeV とする。
1.1.1
2.2.2
3.3.3
4.4.4
5.5.5
午前/問題71
X 線管から発生したエネルギースペクトルを図に示す。
正しいのはどれか。
1.管電圧は 100 kV である。
2.付加フィルタの吸収端が観察される。
3.K 特性 X 線と L 特性 X 線が観察される。
4.タングステンターゲットから発生した X 線である。
5.連続スペクトルより線スペクトルの発生した割合が多い。
午前/問題72
質量衝突阻止能が最も大きいのはどれか。
1. 1 MeV の α 線
2. 2 MeV の α 線
3. 2 MeV の陽子線
4. 5 MeV の陽子線
5.10 MeV の炭素線
午前/問題73
運動エネルギー E0 の中性子が、静止している質量 M[u]の原子核と反跳角 θ で
弾性散乱したとき、原子核の反跳エネルギーを表す式はどれか。
午前/問題74
核磁気共鳴現象を起こすのはどれか。
1.12C
2.16O
3.22Ne
4.23Na
5.40Ca
第75回 国家試験 | 午後問題
午後/問題70
原子核の内部転換で正しいのはどれか。
1.原子番号が変化する。
2.最外殻の軌道電子が放出されやすい。
3.内部転換電子は線スペクトルである。
4.内部転換係数は核種に依存しない値である。
5.内部転換電子の放出に続いてニュートリノが放出される。
午後/問題71
電子エネルギーに対する水の質量阻止能の関係を図に示す。
5 MeV 電子が水 1 cm を通過するときのエネルギー損失[MeV]に最も近いのは
どれか。
1.0.1
2.0.5
3.1.0
4.2.0
5.4.0
午後/問題72
75 keV の光子がタングステンの K 殻軌道電子との光電効果を起こしたとき放出
された光電子のエネルギー[keV]に最も近いのはどれか。
ただし、タングステンの K 殻軌道電子の結合エネルギーは 69.5 keV とする。
1. 1.1
2. 5.5
3. 69.5
4.144.5
5.511.0
午後/問題73
超音波の伝播速度が遅い順に並んでいるのはどれか。
午後/問題74
直接電離放射線はどれか。
1.γ 線
2.δ 線
3.中性子線
4.特性 X 線
5.消滅放射線
第74回 国家試験 | 午前問題
午前/問題70
静止していた電子を1MV の電位差で加速した。
加速された電子の運動エネルギー E と電子の静止エネルギー E0 の比(E/E0)に
最も近いのはどれか。
1.0.5
2.1.0
3.2.0
4.3.3
5.8.2
午前/問題71
ニュートリノの放出を伴うのはどれか。2つ選べ。
1.β– 壊変
2.β+ 壊変
3.内部転換
4.核異性体転移
5.軌道電子捕獲
午前/問題72
電子線のエネルギーが 12 MeV のとき、アルミニウム中の飛程 [cm]に最も近い
のはどれか。
ただし、アルミニウムの密度は 2.7 g/cm3 とする。
1.1.1
2.2.2
3.3.3
4.4.7
5.5.9
午前/問題73
0.025 eV の中性子の速度 [m/s] に最も近いのはどれか。
ただし、中性子の質量は 1.67 ×10-27 kg、1eV 暗 1.60 × 10-19 J とする。
1.2.2 × 103
2.2.2 × 105
3.2.2 × 106
4.2.2 × 109
5.2.2 × 1012
午前/問題74
Larmor(ラーモア)周波数を表す式はどれか。
ただし、γ は磁気回転比、B0 は磁束密度である。

第74回 国家試験 | 午後問題
午後/問題70
陽子数、中性子数および質量数は等しいが、原子核のエネルギー準位の異なる核
種はどれか。
1.同位体
2.同重体
3.同余体
4.核異性体
5.同中性子体
午後/問題71
X 線の発生で正しいのはどれか。
1.制動 X 線の最短波長は管電圧に比例する。
2.X 線の発生強度は管電圧の乗に比例する。
3.特性 X 線のエネルギーは管電圧に依存する。
4.エネルギーフルエンスは管電圧に依存しない。
5.特性 X 線の発生は入射電子のエネルギーに依存しない。
午後/問題72
水における光子エネルギーと相互作用ごとの質量減弱係数の関係を図に示す。
A の相互作用で正しいのはどれか。
ただし、実線は全質量減弱係数とする。
1.光電効果
2.光核反応
3.干渉性散乱
4.電子対生成
5.Compton(コンプトン)散乱
午後/問題73
重荷電粒子と物質の相互作用について正しいのはどれか。
1.飛程は物質の密度に比例する。
2.水中では多重散乱の飛跡を示す。
3.質量衝突阻止能は速度に比例する。
4.エネルギー損失は主に放射損失である。
5.重荷電粒子の比電離は飛程終端部で急激に増大する。
午後/問題74
超音波の性質で誤っているのはどれか。
1.周波数が高いほど減衰は大きい。
2.周波数が高いほど指向性は向上する。
3.周波数と波長は反比例の関係にある。
4.屈折は SnellHスネルJの法則に従う。
5.空気中の伝播速度は水中に比べて大きい。
