第76回 国家試験 | 午前問題
午前/問題1
ホウ素中性子捕捉療法〈BNCT〉での治療時に用いられる核反応はどれか。
1.(d,n)
2.(n,α)
3.(n,γ)
4.(n,p)
5.(p,d)
午前/問題2
目的とする放射性核種の沈殿を防ぐために加えるのはどれか。
1.還元剤
2.共沈剤
3.捕集剤
4.保持担体
5.スカベンジャ
午前/問題3
クロマトグラフィでカラムを必要としないのはどれか。
1.ガスクロマトグラフィ
2.吸着クロマトグラフィ
3.薄層クロマトグラフィ
4.高速液体クロマトグラフィ
5.イオン交換クロマトグラフィ
午前/問題4
サイクロトロンによる荷電粒子線を用いる分析法はどれか。
1.PIXE 法
2.直接希釈法
3.電気泳動法
4.不足当量法
5.アクチバブルトレーサ法
第76回 国家試験 | 午後問題
午後/問題1
ジェネレータの親核種に用いられているのはどれか。
1.64Cu
2.68Ge
3.111In
4.131I
5.201Tl
午後/問題2
水相と有機相との分配比が 50 の放射性標識化合物があり、その放射性標識化合
物を含む水溶液の放射能は 100 MBq である。
水相と等容積の有機相で溶媒抽出したときに水相に残る放射能[MBq]に最も近
いのはどれか。
1.0.1
2.0.2
3.0.5
4.1.0
5.2.0
午後/問題3
14C 標識化合物の合成法で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1.生合成法
2.化学合成法
3.スズ還元法
4.クロラミン T 法
5.Wilzbach〈ウィルツバッハ〉法
午後/問題4
標識化合物の放射性核種純度の検定に用いるのはどれか。
1.電気泳動法
2.ホットアトム法
3.同位体逆希釈分析法
4.γ 線スペクトロメトリ
5.高速液体クロマトグラフィ法
第75回 国家試験 | 午前問題
午前/問題1
元素記号 F の同族元素はどれか。
1.C
2.O
3.P
4.Cl
5.Ar
午前/問題2
核反応について正しいのはどれか。
1.Q 値が正の場合は吸熱反応である。
2.荷電粒子の加速に原子炉が使われる。
3.中性子の加速にサイクロトロンが使われる。
4.入射粒子が中性子のときクーロン障壁の影響を受ける。
5.反応を起こすために必要な最小エネルギーをしきい値と呼ぶ。
午前/問題3
放射性核種の分離法について正しいのはどれか。
1.電気泳動法では加熱を行う。
2.ペーパークロマトグラフィでは Rf 値を比較する。
3.薄層クロマトグラフィでは移動相でキャリアガスを用いる。
4.共沈法では不要な放射性核種を沈殿させるために捕集剤を用いる。
5.イオン交換クロマトグラフィでは分離のスピードを上げるためにポンプを用
いる。
午前/問題4
標識化合物の分解について正しいのはどれか。
1.分解速度は γ 線で最も大きい。
2.細菌やカビによる分解を考慮する必要はない。
3.放射性壊変による分解を防止する方法はない。
4.放射線分解の起こりやすさは比放射能に関係しない。
5.ラジカルによる分解を防止するには有酸素状態が望ましい。
第75回 国家試験 | 午後問題
午後/問題1
放射性核種の半減期で正しいのはどれか。
1.生物学的半減期は核種に依存しない。
2. 3 半減期後に原子数は最初の 1/3 になる。
3.半減期が長い核種ほど壊変定数が大きい。
4.有効半減期は内部被ばく防護の指標として用いられる。
5.有効半減期は物理学的半減期と生物学的半減期の和である。
午後/問題2
99Mo‒99mTc ジェネレータをミルキングしたときの 99mTc の放射能を表すのはど
れか。
ただし、AM を 99Mo の放射能、λT を 99mTc の壊変定数、λM を 99Mo の壊変定数、
t をミルキング後の経過時間とする。
午後/問題3
Wilzbach〈ウィルツバッハ〉法について正しいのはどれか。
1.標識位置は安定している。
2.合成は数分程度で完了する。
3.比放射能が高い標識化合物が得られる。
4.放射化学的純度が高い標識化合物が得られる。
5.トリチウムガスと水素原子の交換反応を用いる。
午後/問題4
放射化分析で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1.検出感度が高い。
2.成分定量の精度が高い。
3.自己遮へいの影響がない。
4.多元素同時分析が可能である。
5.分析目的元素のみ放射化される。
第74回 国家試験 | 午前問題
午前/問題1
元素記号と元素名の組合せで正しいのはどれか。
1.Cu – クロム
2.Ge – ガリウム
3.Ce – セレン
4.Lu – ルテチウム
5.Ta – タリウム
午前/問題2
放射性壊変について正しいのはどれか。
1.α 壊変では原子番号が変化しない。
2.β+ 壊変では質量数が1つ減少する。
3.β– 壊変では原子番号が変化しない。
4.軌道電子捕獲では質量数が変化しない。
5.核異性体転移では原子番号が1つ増加する。
午前/問題3
放射性核種の分離で正しいのはどれか。
1.補集剤は担体の一種である。
2.同位体担体は化学的に分離できる。
3.保持担体は共沈させるために加える。
4.スカベンジャは目的核種を沈殿させる。
5.トレーサ量では担体を加える必要はない。
午前/問題4
標識化合物の生合成法で正しいのはどれか。
1.比放射能の制御が容易である。
2.標識位置の特定が容易である。
3.無機化合物の合成に用いられる。
4.微生物の代謝を利用した方法がある。
5.放射化学的純度の高い化合物が得られる
第74回 国家試験 | 午後問題
午後/問題1
物理的半減期の最も短い核種はどれか。
1.3H
2.90Sr
3.131I
4.133Xe
5.137Cs
午後/問題2
核分裂反応について誤っているのはどれか。
1.252Cf は自発核分裂を起こす。
2.核分裂片は β+ 壊変するものが多い。
3.235U は熱中性子により核分裂を起こす。
4.核分裂収率曲線は核分裂収率と質量数の関係を表す。
5.入射粒子によって誘起されるものを誘導核分裂と呼ぶ。
午後/問題3
99Mo-99 mTc ジェネレータについて正しいのはどれか。2つ選べ。
1.99 mTc は生理食塩水で抽出する。
2.コレクティングバイアルは陽圧である。
3.99Mo はアルミナカラムに吸着している。
4.99 mTc の半減期は 99Mo の半減期よりも長い。
5.ミルキング後約 66 時間で99 mTc の生成曲線が極大となる。
午後/問題4
放射性同位体を利用した同位体希釈分析法で正しいのはどれか。
1.逆希釈法では比放射能は低下しない。
2.二重希釈法は非標識化合物を加える。
3.直接希釈法は標識化合物の試料を分析する。
4.分析による放射能濃度の変化の程度を測定する。
5.分析試料を定量するためには目的物質をすべて回収する必要がある。