第76回診療放射線技師国家試験 | 放射線治療技術学(午前問題35~44)
午前/問題35
放射線治療で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1.腎臓は直列臓器である。
2.術後予防照射の場合、肉眼的腫瘍体積は定義できない。
3.計画標的体積には照射中の体内の動きは考慮されていない。
4.セットアップマージンはリニアック装置が同じものであれば共通である。
5.線量体積ヒストグラムにおける Dmax とは、その臓器が被ばくする最大線量
である。
午前/問題36
乳癌に対する放射線治療で正しいのはどれか。
1.外部放射線治療における軽症の急性期放射線皮膚炎に対して抗生剤を使用す
る。
2.乳房部分切除術後の予防的放射線治療では健側の全乳房を照射範囲に含め
る。
3.乳房全切除術後の予防的外部放射線治療における投与線量は、 1 回 2 Gy で
総線量 40 Gy である。
4.腋窩リンパ節転移が 4 つ以上ある症例において術後外部放射線治療で領域リ
ンパ節(鎖骨上)を含める。
5.乳房部分切除術後に対する予防的外部放射線治療における投与線量は、 1 回
2 Gy で総線量 40 Gy である。
午前/問題37
粒子線治療用シンクロトロンのリング内でビームが進行方向に加速を受ける箇所
の数で正しいのはどれか。
1. 0
2. 1
3. 2
4. 3
5. 5
午前/問題38
画像誘導放射線治療のコーンビーム CT システムの精度管理で最も高頻度に評価
するのはどれか。
1.被ばく線量
2.CT 値の不変性
3.幾何学的な歪み
4.空間分解能の定常性
5.照合系と照射系座標の一致
午前/問題39
ノンコプラナ照射で正しいのはどれか。
1.脳定位照射時に用いられる。
2.ハーフフィールドが用いられる。
3.治療寝台回転中に照射を行う手法である。
4.ガントリは患者体軸に対して同一平面上を回転する。
5.ターゲット周囲の正常組織への線量付与はコプラナ照射と同じである。
午前/問題40
CT で右肺上葉に直径 2.5 cm の腫瘍が認められ読影レポートに「臓側胸膜とわず
かに接している」とのコメントがあった。その後、病理検査で肺癌と診断がつき病
期診断が必要となった。臓側胸膜浸潤の有無で国際対がん連合〈UICC〉の T 分類が
異なる(臓側胸膜浸潤なしの場合 T1、ありの場合 T2)。
他に転移がない場合この患者の TNM 分類で正しいのはどれか。
1.判定不能
2.cT1N0M0
3.pT1N0M0
4.cT2N0M0
5.pT2N0M0
午前/問題41
日本における、ある悪性腫瘍の病期別の生存率の図(別冊No. 5)を別に示す。
この悪性腫瘍はどれか。
1.膵 癌
2.乳 癌
3.膠芽腫
4.小細胞肺癌
5.甲状腺未分化癌
午前/問題42
リニアックの構造で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1.クライストロンは自励発振管である。
2.モニタ線量計で線量率を監視することができる。
3.散乱箔の選択は電子線のエネルギーに依存しない。
4.平坦化フィルタの形状は X 線エネルギーに依存する。
5.加速電子ビームの取り出しには 90 度偏向方式が用いられる。
午前/問題43
標準計測法 12 における電子線の線質指標で正しいのはどれか。
1.Rp
2.R50
3.Rres
4.zref
5.TPR20,10
午前/問題44
放射線治療計画システムで正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1.相対電子濃度は MR 像から計算される。
2.線量計算には複数のアルゴリズムが存在する。
3.計算マトリクスの間隔を大きくすると計算時間が増加する。
4.計算した線量分布は CT 像や MR 像上に重ねて表示される。
5.DVH は標的体積やリスク臓器の線量と表面積の関係を示している。